「管理」の充実で経営の安定図る
押さえておきたい経営実務のエッセンス ≫ 賃貸住宅経営の実務
「管理」の充実で経営の安定図る
物件を最大限に引き立てる管理を充実させてこそ生きる賃貸経営
賃貸経営は20年、30年と長い事業となります。入居者募集から始まって、賃貸借契約を結び、契約の更新・終了後の原状回復の手続きを経て、また新たな入居者の募集が始まります。
どの業務も業法に基づいて無駄なく的確に行い、ささいなミスも許されません。各業務が法律に縛られているとはいえ、四角四面の判断だけでは事はスムーズに進まず、長年の経験と積み重ねたノウハウが結構ものを言います。
話の本題ですが、賃貸経営を安定させるためには、こうした業務の徹底による物件管理なくしてあり得ないと考えられます。
例えば、家賃滞納の引き金となる入居者選定に、当初の必要書類のチェックが重要なのですが、いくら書類が整っていてもそれを審査・運用するやり方に誤謬があれば何にもなりません。管理をキッチリ遂行してこそ、賃貸経営の安定に結びつきます。
また、賃貸経営を根底から支えているのは、「仲介力」があってこそ、という捉え方が主流をなしています。意味は説明するまでもなく、賃貸住宅を探す顧客と契約を結ぶ仲介能力が賃貸経営の成否を決めるということです。
仲介の能力とは、募集時の広告・PRのテクニック、電話、メールのそつのない反響受け、現地案内から契約を結ぶまでの営業力、この3つを指しています。こうした3つの秀でたテクニック、交渉力が相まっていち早く入居契約が結ばれます。
総合管理の一部が仲介業務ですから、物件を最大限に引き立てる管理を充実させてこそ、契約に務め仲介に拍車がかかるのです。つまり、「管理」と「仲介」は表裏一体の関係にあります。
管理を充実させるためにも賃貸経営委託契約を結び、管理会社と日々の連絡を密に大事なことを決めて実行するのが、結局経営安定の早道ではないかと考えます。
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