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これからの賃貸経営における「出口戦略」の発想

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これからの賃貸経営における「出口戦略」の発想

 非採算性の不動産を処分して再投資でパワーアップを図る

 これからの賃貸経営を考える場合、「出口戦略」の視点を持つことも選択肢の一つとして位置づけられます。出口戦略とは現行の賃貸経営が本格的に軌道に乗らない場合などに、思い切った方策も必要である、といった発想を指します。

 「出口戦略」といえば、困窮に屈した後ろ向きの画策のように聞こえますが、現状の賃貸経営をパワーアップするという側面も含みます。

 今日の不動産投資では、所有している不動産の利回りが悪い場合、いつまでも所有して運用するというのではなく、採算性に不満のある不動産をタイムリーに処分して再投資します。

 そこで、「組み替え」や、処分して得た資金で高収益が見込まれる物件を「買い替え」たり、「資産を分散」化して、収益の多様化を図り、不動産収益の向上を果す方法が一般化しています。

 出口戦略といえば最初に挙げられるのが、「売却」して現金を得る。今の建物を壊して、更地にして駐車場にしたり、土地を貸す、という方法があります。あるいはリノベーションやコンバージョンでガラッとスタイルを変えて取り組むなど、多様なプランが考えられます。

 専門のノウハウが必要  

 とにかく賃貸経営で頭を悩ませるのが空室の扱いですが、いつまで経っても入居率が改善されない状態がダラダラ続くようでしたら、根本的な対応策の検討も必要となります。

 一例ですが、リフォームにお金をかけるのなら思い切って新築に「建て替える」とか、同じ建て替えるのならもう少し敷地の広い立地のいいところを選んで、最新の入居者ニーズに即した賃貸住宅を建てる、敷地を広くするために隣地を買い取る、敷地をそっくり交換する方法などで、採算の向上を図ります。

 また、すでにローンの支払いが終わり、毎年かかってくる経費が小さい額なら、こうした経費をベースにした家賃入金があればよしとするのと、規模の拡大や財務強化を図るのとでは経営スタイルが違ってきます。

 このように色々な方法が考えられますが、実務において税務、有益な情報、ネットワークなど、高度で専門のノウハウが必要とされているだけに、物件の転売、新規購入には慎重な対応が望まれます。

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