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つづく 「賃貸経営の二極化の波も、要は経営次第」

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賃貸最新レポート

「賃貸経営の二極化の波も、要は経営次第」

時代の空気を経営に反映していくことが求められる

 賃貸経営における二極化はどこに現れるかといえば、

  満  室(年間通して高入居率で順調に推移) ⇔ 空室の発生、なかなか埋まらない
  適正家賃 (適正家賃で収支のバランス化達成)⇔ 弱含み、値下げ

 この2点に尽きるのではないでしょうか。
 
 賃貸経営は適正家賃で入居率が高ければ万々歳で言うことなしです。上記の二つを実現し、達成するために取り組むこととして、

 ・ 差別化(物件、経営ともに特徴を持たせる)
 ・ サービス向上(やはり経営面でアイデアを生かす)
 ・ 管理の充実(特に入居者対応、清掃面で)

 が挙げられます

 この3点の輪を広げるだけでも物件の特徴が打ち出されて、経営基盤の強化に役立つと思います。またこの辺のキモを手堅くといいますか、しっかり押さえておかないと、物件の影が薄くなり、結果において経営面で苦戦を強いられることになりかねません。

 そして物件が古くなり競争力が弱まれば、

 ・ 一気に建て替える(経営の立て直しに、意外とこれが手っ取り早い)
 ・ リノベーション(大規模改修)を手がける

 といったドラスチックな方法をとるのですが、実情は言うはやすく、行うは難しで、何分先立つものが必要となりますから、足元を見て身の丈にあった適正な内容に落ち着かざるを得ません。

 日々の運営を管理会社にまかせているケースと、大家さん自身が経営の大半を手がけているのとでは大分違ってくるのですが、どちらにしても時代の空気を経営に反映していくことが求められます。

▼▼

 時代の空気とは、今日の入居者ニーズ、間取り、設備等を指します。賃貸経営における二極化の対応とは結局、入居者のニーズを先取りして、どこまで応えることができるかだと思います。

 そもそもが賃貸経営は、満室あるいは入居稼働率の高い経営を目指し、高収益を実現する。それ以外考えずにスタートしているのです。本来、経営者は自分が一方(悪い方)の「極」に立つとは思いもしていないはず。なんとなくの不安感が少しはあったとしても、経営はうまくいくと信じて始めています。
 
 しかし、スタートして小さなつまずきが起き、そのつまずきが重なることで、意外にも苦戦を強いられる賃貸経営者・オーナーが多いのです。

 賃貸経営の二極化も、要は経営の舵取り次第でどちらにもつく機会が起こり得るということのようです。

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