地価の上昇地区が高水準を維持
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地価の上昇地区が高水準を維持
訪日観光客による消費・宿泊需要などの要因を背景に
全国の地価動向が、国土交通省から発表された2016年第4四半期の主要都市の高度利用地地価動向報告「地価LOOKレポート」で読み取れます。
主要都市・高度利用地100地区を対象に、2016年10月1日~2017年1月1日に調査したものです。それによりますと、三大都市圏に加え、地方都市である札幌、仙台、金沢、福岡でも比較的高い地価の上昇が継続して、上昇地区は前期比2%増の84%
商業地の3地区で横ばいから上昇に転じた一方、名古屋圏、大阪圏の一部地区の商業地では、上昇幅が縮小しました。さらに、東京圏の一部地区では、上昇から横ばいへ、また横ばいから上昇へと各1地区が転じ、横ばい地区は前期比2%減の16%となっています。
このように上昇地区が高水準を維持している要因として、レポートは「空室率の低下等によるオフィス市況の改善や、大都市等における再開発事業の進捗。そして、訪日観光客による消費・宿泊需要などの要因を背景に、オフィス、店舗、ホテル等に対する投資が引き続き堅調に推移したこと」としています。
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