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大家さんを選んで、部屋を決める昨今の風潮

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賃貸メモランダム

大家さんを選んで、部屋を決める昨今の風潮

入居者との接触には工夫とマインドが求められる

 貸し主側が入居希望者を厳重にチェック(入居審査)するように、借り手側もしっかり大家さんをチェックしています。

 意外と入居決定のカギを握っているのが、大家さんの存在(好感度)ともいう声もあります。
 
 部屋が決まるのは、なんだかんだいっても1に家賃、2に交通便、3に住み心地(設備関連)。プラスαとして、収納スペース、買い物が便利で、街の雰囲気が好き…、もあるのでしょうが、決め手はやはり家賃・交通便・住み心地ということでしょう。
 
 そして、こうした物件の持つ競争力や利点などに加えて入居決定のカギを握っているのが、大家さんの存在(好感度)です。
 
 賃貸経営者として不良入居者は入れたくないと、入居希望者を審査しているつもりで、その実、向こうも”いい感じの大家さんだ”とか“この大家さんで大丈夫かなあ~。入居中、意地悪されないかなぁ~”と、大家さんをしっかり観察しているのです。
 
 家賃をきっちり払ってくれて、社会生活上のルールや入居の決まり事を守ってくれれば、意地悪なんかする訳ないだろうと思うのが普通なんですが、最近の入居者(とくに若い人達)は結構、相性を気にして、物件自体もさることながら大家さんとうまくいくだろうかというのが、部屋を決める一つの要因になっているようです。
 
 ある大学生協では学生に、下見案内の時、大家さんとの雰囲気が合わないようだと入居を断った方がいいとアドバイスしているケースもあります。

 入居中お世話になり、また十分なサービスが受けられるのか、逆にクレームが発生するのではと思ったりと、大家さんに対する期待感と不安感が混ざって、よさそうな大家さん、あるいは難しそうな大家さんとの判断から部屋を選ぶ傾向が強いということです。
 
 物件は選ばれる「借り手市場」の中、部屋だけではなく大家さんも選んで部屋を決める風潮が出てきているのでしょうか。
 
 こんなことを書いても、大家さんにすれば、だからどうすればいいのか? という声が聞こえてきそうですが、そこは、入居者はお客様との気持ちで接すれば、自然に雰囲気も和むのではないでしょうか。
 
 もっとも、一括管理、総合管理で一切合財を不動産会社、管理会社にまかせているオーナー大家さんはまた違ってくるのですが、直接自分で経営している場合は、新しい入居者が入ってくる楽しみがある半面、間違いないだろうかとの不安もついて回るので、入居者との接触には工夫とマインドが求められる(必要な)ところです。

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