賃貸住宅の主な建築構造と工法(木造)
賃貸経営用語解説
賃貸住宅の主な建築構造と工法(木造)
(ちんたいじゅうたくのおもなけんちくこうぞうとこうほう・もくぞう)
◆ 木造軸組工法(木造在来工法)
日本の伝統的な建築工法。建物の主な構造部分のうち、柱、はりなどの
骨組みが木造のもの。木材を用いた柱や梁を軸に組み合わせ、壁や屋根
を取り付ける。
設計の自由度が高い半面、工期が長い。現在では、事前に木造を加工し、
現場で組み立てる方法(プレカット)が広く取り入れられている。
◆ 木造モルタル
木材の特性として軽量かつ取り扱いが容易、工事も簡単ということで、
木造軸組構法で建設、モルタル(セメント、砂、水を練り混ぜたもの)
仕上げとする。木造モルタルの賃貸住宅は年数が経って傷みがひどくな
ると、本格的なリフォームはほとんど無理となる。
◆ ツーバイフォー工法
断面2インチ(厚さ)×4インチ(幅)の木材を中心に、7種の規格材
(枠組材)や構造用合板、石膏ボードを釘で打ちつけて組み立てていく
工法。壁や床で建物を支えているのが特徴。日本での正式な呼称は、枠
組壁工法。
◆ プレカット工法
自動機械を設置した工場において、あらかじめ端部加工された木造軸組部
材を用いる工法。大工技能の一つとして手加工に委ねられてきた部材加工
だが、1975年に自動仕口加工盤、いわゆるプレカット機械が誕生、大工の
高齢化や不足に対応する形で普及した。
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