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香りは魅力を引き立て、相手のこころを捉える

☆エンジェルのほほえみ(花岡京子)


       香りは魅力を引き立て、相手のこころを捉える


   今回は、本職の絵の世界から離れて、「香り」についてお話したいと思い
  ます。
 
   私の言う香りとは、香水のこと。センスのいい服装を身につけ、足元を引
  き立てる靴を履き、時計やイヤリングの装身具まで十分に計算して、寸分の
  隙もなくキッチリ装い、最後の仕上げはお化粧と香水をプッシュして、自分
  だけの美しさをかもし出す。

   日本の女性は海外の女性に比べると、香水を使う量や機会が格段に少ない。
  欧米の女性は、香りに敏感、香り好きな人が多く、街中の雑踏でも、デパー
  トでも、エレベーターの中にも、とにかく街には香りがあふれています。ニ
  ューヨークでは、それはもう、仕事をする女性も遊ぶ女達も、自分の美しさ
  や魅力を最大限に引き立てる道具として、香水を実に大胆かつ上手に使って
  います。マンハッタンの匂いは、美しさを競う女達の香水の匂いと言っても
  決してオーバーではないと思うほどです。

   最近、ニューヨークの化粧品、香水とも、H2Oプラス(H2O+)やアヴェダ
  (Aveda)などの天然海洋性植物がベースの自然派が増えていますが、本流は
  依然シャネル19番、エタニティ、ココ、ティファニー、プワゾン、クリスチ
  ャン・ディオールなどの名品に人気が集まっています。とはいえ、ニューヨ
  ークの女性達は、ブランドに意外にこだわらない。自分が気に入ったものを
  選び、とにかく量をつけるのです。

   シュッと吹き付けるイメージではなく、ヘアスプレーでバシャーッと吹き
  かけるという感じ。だから匂いもきつく、道ですれ違ってもいつまでも匂い
  が残ります。ひそやかに、かすかに匂いを漂わせるというのではなく、匂い
  を発散させている感じ。つける場所も各人の好みで、肌に擦り込んだり、服
  の裾だったり、靴下の中とか下着とかいろいろ。

   よくいわれる、”つけ過ぎはマナー違反”という言葉も、ニューヨークの
  女達には無関係みたい。結局、自分の魅力をフルに引き立てる性的誘因作用
  への期待感も込められている匂いといえるかも。入浴の習慣の違いから、体
  臭隠しの目的もあるのでは、という見方もチョットは関係あるかもしれない
  けれど、私が思うには、ニューヨークの女達が香水の匂いを好むのは、自己
  主張からきているのではないでしょうか。

   ビジネスにも恋愛にも自分を前に打ち出していくのに、自分流の匂いとい
  うのは、相手の気持ちをグッと自分に向かわせるのに、それなりの働きがあ
  ると思うのです。だから、ニューヨークの女達は“パフュームの女”となっ
  て、街を闊歩するというわけ。 


  (2000.9.29)

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