2016年1年間の貸家の新設着工
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2016年1年間の貸家の新設着工
過去8年で最も多い戸数
国土交通省が発表した貸家の2016年1年間の新設着工は、前年比10.5%増の約42万戸で、5年連続の増加。2007年以降、過去8年で最も多い着工戸数となっています。
2016年1年間の新設住宅着工は、持家、貸家、分譲住宅が増加したため、全体で前年比6.4%の増加の約97万戸となっていますが、貸家の割合が大きく、全戸数のうち43%を占めています。
貸家新設の全国の傾向ですが、三大都市圏で見ると首都圏が前年比10.1%増、近畿圏が9.5%増、中部圏が9.6%増、その他地域が11.5%増と、大都市圏を始め、全国的に軒並み大幅な伸びを見せています。
都道府県別に見ても、全国で前年比、落ち込んでいるのは岩手、宮城、福井、和歌山の4県のみで、残り総ては増加。中でも福島、富山、長野、徳島は30%を超え、青森、新潟、山梨、奈良、鳥取、島根、熊本は20%台の伸びとなっています。この他にも千葉、東京、大阪、兵庫など16道府県が10%台の増。
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