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A wonder lasts but nine days.

☆エンジェルのほほえみ(花岡京子)


            A wonder lasts but nine days.


   人の噂も七十五日。英語で言えば A wonder lasts but nine days.(驚きも
  9日間しか続かない)となります。

   諺もたくさんありますが、この「人の噂…」は、全く言い得て妙。いったい、
  いつ頃から使われているのでしょう。80日ではなく、なぜ75日なんでしょうか。
  最初にこの文句を使い始めた人は、相当、世事や人間の観察にたけた哲学者か
  心理学者ですよ、きっと。

   どんな事件でもイヤなことでも、75日、2ヵ月半ほどで記憶が薄れ始めるも
  の。とくに現代のように何事もテンポが速く、スピードアップしている時代は、
  アレヨアレヨと思っている間に、さらに、次から次へと新しい事件が起こって
  記憶の薄れに拍車がかかり、半年もすれば、そんなことアッタかしらというこ
  とになるのです。75日というのは、ちょうどそのあたりから記憶が消えていく
  ライン、ある種の脳波活動の区切りなのでしょう。

   それにしても、単なる根も葉もない風説でもある噂も、人の心に取り入ると、
  やっかいな“発想機能”を発揮したりします。流言飛語の類であっても、実体
  がはっきりしないだけに、そこから懐疑、憶測、猜疑、嫉妬などが生まれ、人
  の心を乱す悪魔に変身するのです。

   ですから皆さんも、よく言われる「噂をすれば影がさす」、The very man
  that we are talking about often appears.(人の噂をすれば、その人がやっ
  て来る)ということで、人のあらぬ噂は慎みましょう。

   この諺の英語版はいろいろあり、よく使われるのが Talk of the devil and
  he is sure to appear.(悪魔のことを言えば、必ず悪魔が現れる)。これと
  逆の言い回しが、Talk of an angel and you'll hear his wings.(天使のこ
  とを言えば、その翼の音が聞こえるだろう)。ですから、不用意な噂は口に出
  さず、心地よい天使の翼の音を聞きましょうね。

  ※日本語訳は「英語名句事典」(大修館書店)より。


  (2000.12.12)

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