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▲つづく 「空室対策は仲介対策ともいえる」

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空室対策のハウツー

「空室対策」を考える (その8)

空室対策は「仲介対策」ともいえる


賃貸経営で入居者と接する度合いの大きい、ましてや入居募集の際、中心になって動いてくれる仲介不動産会社。その関係のあり方如何で空室対策が微妙に違ってきます。オーバーに言いますと、「空室対策の生殺与奪権を握る仲介現場」と言って差し支えないかもしれません。
  
やはり空室対策は仲介対策ともいえる部分が小さくない。

一般的に入居者は、仲介する不動産会社を通じて紹介されてくるので、集客力と入居決定率の高い不動産会社が扱ってくれるとそれだけ早く決まる。仲介店としても1件決めてナンボの商売ですから、売上げを伸ばすために必死の営業をします。
 
賃貸の仲介はこちらから出向いて売りに行くといった商売ではなく、店を開けて客の来店を待つのですから、集客力のあるのとないのとでは天地の差があります。

少しでも集客を図るため賃貸情報誌を自社で出版したり、インターネットのポータルサイトに出稿したり、チラシや冊子をつくって配布します。

こうした努力が実って店に来てもらった顧客を契約するのは、すぐれたセールストークや豊富な品揃え(多彩な物件内容と数量)で、充実していればその分契約決定率が高まります。
 
このようなことから力のある仲介店に依頼するのがまず第一です。

そんなことは分かっている、専任で頼んでいるが、2ヵ月も3ヵ月も音沙汰なし。ましてや半年も1件の案内すらない、という不満、不安感を漏らされる大家さんが実に多いのです。この辺が勝負の分かれ目でもあるのですが、もし入居を頼んでいるのにはっきりした反応がない場合、

とりあえず、電話で催促することです

次に、店に足を運ぶ
 
なんでもないことですが、まずは電話で状況を聞いてなおかつ早く決めてほしいと促す。少し待って好転しなかったら、店へ行って担当者の顔を見ながら入居の促進を催促することです。これで大分違います。
 
仲介・管理会社は自分達のメシの種である物件を押さえるために、何をおいても早く入居者を決めるのが一番のクスリということをよく知っています。

物件に逃げられると商売あがったりですから。

・ 早く入居者を決める
・ 不良入居者を入れない
・ クレーム処理に素早く対応する
 
会社の規模とか方針によって若干違うかもしれませんが、たいていの仲介・管理会社が営業姿勢にしているのが上の3つの原則です。3つの原則を貫くことで売上げを伸ばし、家主の依頼を得ようとするのです。
 
仲介店が売上げを伸ばすためには、(家賃の)安いものから高級物件まで、ワンルームからファミリーまで多彩な物件を押さえておくことが営業促進上、重要な課題事項なんです。
 
ということで、大家さんも取引きする仲介不動産会社、管理会社を間違えないことです。これで空室発生の率が随分違ってきます。


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