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特別インタビュー
今は「家賃を下げない」ことに重点を置くべき
差別化は重要なキーポイント
── 家賃がここ10年から20年の間、横ばいからやや微増と“デフレ状態”ですが、家賃値上げの可能性、方法は何かありますか。「収益還元法」の家賃はもう無理なのでしょうか。
渡邊 今はとくに「家賃を上げる」ではなく、「家賃を下げない」ことに重点を置くべきでしょうね。差別化は重要なキーポイントになってきます。
宮﨑 家賃の値上げも、今となっては「家賃が他より高いだけの何か」があっても難しいでしょうね。
入居者のニーズに応えても、それを妥協するポイントとして切り捨てられることが多いように感じます。例えば、「三点ユニットを分離して、シャワールームを作る」です。
結果、狭い風呂に狭いお手洗い、誰に需要があるのでしょうか?それよりも、三点ユニットも可愛いシャワーカーテンを設置し、鏡も普通の四角い鏡でなく、丸鏡にするだけで、若い女性は満足するものです。無理やり分離した三点ユニットよりも、清潔感溢れるかわいい三点ユニットの方が若い女性に需要がありますね。
渡邊 このように、ターゲットを絞るということはとても重要なことで、ターゲットを絞ることによって、よりピンポイントに入居者を呼び込むことができます。
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── 本日は貴重なお話をありがとうございました。