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◆''「入居者とのコミュニケーションを図る」''

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賃貸経営の知識

入居者の不満には常にアンテナを張り、
意思の疎通を通じて状況を理解しておく

「入居者とのコミュニケーションを図る」

意思の疎通を通じてお互いの状況を理解しておく

 賃貸経営者が入居者とのコミュニケーションを図ることとは、連絡と意思の疎通を「深める」ことだと思います。深めた上で、さらに「お愛想」することではないでしょうか。
 
 愛想とは、「人に対して好意や愛情を示すこと」(広辞林)と書いてある通り、入居者に対して好意や愛情を示すことが賃貸経営上プラスに働くと考えます。
 
 土台、人と付き合うということは、各自顔つきが違い考えていることも違うのですから骨の折れることです。住居を提供してその代償に家賃をもらった上、愛想も必要となのかといわれそうですが、賃貸を「商売の目」で見れば、入居者は立派な「固定客」です。
 
 一見(いちげん)の客でも5万円、6万円の買い物をしてくれれば店にとって大事なお客様。それが毎月確実に(中には滞納という特例もありますが)先払い(前家賃)してくれる、しかも少なくとも半年程度~2年単位で、家賃を払い込んでくれる賃貸入居者は、数年にわたって売上げが見込める上得意です。
 
 電器店でも家具店でも5~6万円の買い物をしてくれる客はまあまあの客です。ところが、同じ客が毎月ある程度の金額の買い物をしてくれるというのは、あまりないはず。

 それが賃貸住宅の場合、売上げが毎月約束されます。商品の物販とは性格はかなり違いますが、それでも固定化された売上げ(家賃)は、ビジネスとしても大きな魅力のはず。
 
 ですから、入居者とのコミュニケーションを図り、より深めて、その上でお愛想することは、賃貸業を商売として見れば当然過ぎるほど当然です。

 それでは、コミュニケーションを図るために何をすればよいのか、といえば、

 ・ 顔を合わせれば挨拶する(声をかける)
 ・ クレーム(困り事)には、誠実、スピーディーに対応する

  ことではないでしょうか。
 
 コミュニケーションといっても、何も和気あいあい気分を指すのではなく、意思の疎通を通じてお互いの状況を理解しておくということなのです。
 
 入居者からクレームが出てこないのは、一応「問題なし」状態なのですが、不満が表面化する時は、悪くすると解約届のハガキを受け取る時かもしれませんので、入居者の不満には常にアンテナを張っておくことが大事なのはいうまでもなく、入居者との日頃のコミュニケーションがその防止策になるということなのです。

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