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「入居者ニーズの捉え方」

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これからの賃貸経営

「入居者ニーズの捉え方」

効率よくピンポイントに的を絞って、入居者の要望に応える


 賃貸経営において、入居者のニーズを見間違えると経営が根底から揺れ動いてしまうと、よく指摘されます。

 入居者を一般商品の購入者である消費者として見れば、消費者の意向を十分に配慮しない商品開発やビジネスそのものが成立しないのと同様、入居者の意向を汲み取らない賃貸経営は軌道に乗るはずがありません。

  ですから、アパート・マンションの賃貸経営とは、

 ・ つくる(建設会社、ハウスメーカー)
 ・ 建てる(賃貸経営者)
 ・ 供給する(仲介不動産会社)
 ・ 運用する(管理不動産会社)

 4者がそれぞれの立場で、入居者のニーズを反映した「商品(住居)」(物件・サービス)を提供することがビジネスの安定化に結びつくのです。
 
 それは平たく言って、入居者に気に入ってもらえる賃貸住宅を建てて、最善、最大のサービスで応えることだと思います。

 ではどんな仕様の建物を建てれば気に入ってもらえるのか。まさか予算をふんだんに使い、贅を尽くした住居を建てるわけにはいかないので、効率よくピンポイントに的を絞っていかなければなりません。
 
 そこで本題の入居者ニーズ、最新の事情です。
 
家賃はそこそこ出すから水準以上の設備を希望する客層が増えている。

 全く逆に、古くて汚くてもいいから家賃の安いものを求める層も結構いる。
 つまり家賃に関する2極化がはっきりしてきたようです。

間取りと収納スペースに余裕がほしい。

 間取りの数と家賃の額はほぼ正比例していて、間取りが増えると家賃も上昇。入居者にしてもこれは永遠のテーマで、生活にゆとりを持たせたいと思えばどうしても広さと間取り、つまり部屋数がほしいところ。

 しかしこの2点を満たせばやはり家賃がハネ上がる。そこで予算を考え、現実的なところに落ち着かざるを得ない。

 単身者の根強いワンルーム指向を見ても、1Kから1LDKに流れが変わろうとしています。その背景にあるのは全国的に見られる現象ですが、少子高齢社会に反して核家族世帯、単独世帯を中心として世帯数が伸びていること。とくに近年の晩婚傾向が単独世帯の増加に拍車をかけているようです。

セキュリティーシステムの充実。

 世の中がぶっそうになって、これだけ犯罪が多発すると、防犯にどうしても関心が高くなります。防犯カメラ、補助錠、オートロックシステムはほぼ常設となりつつありますが、現実は、まだまだといったところ。

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