「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の再改訂版
賃貸経営用語解説
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の再改訂版
(「げんじょうかいふく」をめぐるトラブルと「ガイドライン」のさいかいていばん)
国土交通省は2011年8月16日、『原状回復をめぐるトラブルとガイドラ
イン』の再改訂版を公表。2004年に改訂されたのを7年ぶりに再改訂し
たもの。改訂のポイントは、大きく3点。
一つ目が、「トラブルの未然防止に関する事項について、別表等を追加」
したこと。次に「残存価値割合の変更」を取り上げ、そして「Q&A」
と「裁判事例を追加」したことでより分かりやすく、具体的な内容に工
夫されている。
契約時に原状回復条件を契約書に添付することで、賃貸人・賃借人の双
方が、原状回復に関する条件に合意することが重要と指摘。
そのため、契約書に添付する原状回復の条件(賃貸人・賃借人の改善負
担分担、賃借人の負担範囲、原状回復工事目安単価等)に関する雛形の
様式を追加している。
国土交通省では、強制力のない「指針」としていますが、裁判にも影響
することから、同省では改訂版ガイドラインの普及を広く働きかける方
針。
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