「長期優良住宅」と賃貸住宅(「ちょうきゆうりょうじゅうたく」とちんたいじゅうたく)
賃貸経営用語解説
「長期優良住宅」と賃貸住宅
(「ちょうきゆうりょうじゅうたく」とちんたいじゅうたく)
200年住宅とも言われ、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が
講じられた優良な住宅「長期優良住宅」の運用(『長期優良住宅の普及
の促進に関する法律』)が、2009年6月4日より開始される。
長期優良住宅の普及を促進することで、環境負荷の低減を図り、良質な
住宅ストックを将来世代に継承し、豊かな社会を築くことが狙い。運用
をスタートしてわずか4ヵ月で、長期優良住宅の認定戸数の累計は一戸
建ての住宅1万7,148戸、共同住宅等256戸、総戸数1万7,404戸(2009年
9月)規模となる。
長期優良住宅の認定を受けるためには、着工前に認定申請をする必要が
あり、認定を受けた後に着工する。認定基準は「劣化対策」「耐震性」
「維持管理・更新の容易性」「バリアフリー性」「省エネルギー性」
「住戸面積」など。
認定を受けた住宅は、長期優良住宅に関する税制の特例措置の対象とな
り、住宅ローン減税の枠が広がって、不動産取得税、登録免許税、固定
資産税などの優遇が受けられる。
ところで賃貸住宅との関係では、「長期優良住宅」を用いた賃貸マンシ
ョン経営の提案が、国土交通省が主管する「2009年度第1回長期優良住
宅先導的モデル事業」に採択され、2009年9月、賃貸マンションとして
は全国で初めて、大阪府豊中市において着工される。
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