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「2013年住生活総合調査」結果に見る賃貸住宅の評価

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「2013年住生活総合調査」結果に見る賃貸住宅の評価

家賃に関し「贅沢はできないが何とかやっていける」が最多

 全国の住宅や居住環境の評価のほか、居住状況の変化を調べた「2013年住生活総合調査」の確報集計結果が、国土交通省から発表されました。賃貸住宅に関連する事項を中心に見ていきます。満足、不満足率で評価されています。

 この調査は2013年12月1日現在の全国における、普通世帯の住宅及び居住環境等に対する実態を調査したものです。賃貸住宅など借家の居住環境などについても評価されています。2008~2013年の5年間の住宅を取り囲む環境と住居に対する評価の変化が読み取れます。

 まず、借家の「住宅・居住環境に対する総合的な評価」ですが、まあ満足と満足の合計は約75%。対して非常に不満と多少不満の不満率は約25%で、20年前の1993年は満足が約58%、不満率が約41%と、不満率の経年変化では5年以降、減少幅が目に見えて大きくなっています。また、持ち家と借家と比べても不満率の差は小さくなっており、ここ20年の間に、賃貸住宅の品質が格段に向上したことが高く評価されています。

 さらに、借家の居住環境に対する評価に関しては、不満率の経年変化を見ると1998年以降減少しており、同年の約37%から25年には28%に減っています。

 ところで住み替えの動向ですが、注目されるのは最近5年間に住み替えた世帯の割合が、1983年以降減少傾向にあって、持ち家から持ち家、持ち家から借家、借家から持ち家、借家から借家の4つの居住形態の変化別で集計すると、ほぼ半数が借家から借家への住み替えで、借家から持ち家への住み替えも含めると、全体の約8割が借家からの住み替えとなっています。

 住み替えの目的については、子育て・教育の環境を整える、住宅を広くする・部屋を増やすでは、借家から持ち家が最も多く、就職、転職、転勤などに対応、通勤、通学などの利便の向上では、借家から借家が最も多くなっています。

 強い借家間の住み替え傾向  

 今後の住み替え意向について、現在持ち家の世帯は持ち家の住み替え意向が約65%、借家などへの住み替え意向が約15%。現在借家の世帯は、持ち家の住み替え意向が約42%、借家などへの住み替え意向が約34%となっています。こうして見ていくと、借家間の住み替え傾向が強いのが分かります。

 次に、家賃負担に対する評価を見ますと、ぜいたくはできないが何とかやっていけるが約49%と最も多く、ぜいたくを多少がまんしている、家計にあまり影響がない、生活必需品を切りつめるほど苦しいと続いています。 10年前と比較すると、家計にあまり影響がないが増加して、ぜいたくはできないが何とかやっていけるが減少し、生活必需品を切りつめるほど苦しい、ぜいたくを多少がまんしているの変化は小さくなっています。

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