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「2013年住生活総合調査」速報集計結果

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「2013年住生活総合調査」速報集計結果

年を経るにしたがい「借家」に対する不満率は年々減少傾向

 住宅及び居住環境の評価のほか、最近5年間の居住状況の変化を調べた「2013年住生活総合調査」の速報集計結果が国土交通省から発表されました。調査対象世帯数は8万5,302世帯で、回収率は89・2%。全国の賃貸住宅に対して満足、不満足率で評価され、借家の住宅及び居住環境に対する不満率は継続して減少しています。

 この5年間の住宅を取り囲む環境と住居に対する評価がどのように変化したかを調査したもので、持ち家と借家別にまとめられています。借家はメインの賃貸住宅の他、UR、公社、社宅などが含まれています。

 まず、借家の「住宅に対する評価」ですが、まあ満足と満足の合計は約64%で、対する非常に不満と多少不満の不満率は約35%。20年前の1993年は満足が約40%、不満率が約60%ですから、20年間に住宅の品質が向上したことを物語っています。さらに1988年時と比べても、年を経るにしたがい年々不満率は減少しています。

 「居住環境に対する評価」では、満足が約71%、不満率が約28%で、満足の割合がかなり高く、5年ごとの調査のたびに満足度が高まっています。そして、「住宅・居住環境の総合的な評価」は、満足が約74%、不満率が約25%。1993年が満足約58%、不満率約41%ですから、やはり2008年で不満要素が半分近くまで減少しています。こうした調査結果を見ると、今日、入居者から賃貸住宅が高く評価されているのが分かります。

 借家等への住み替え意向約34%

 また、家賃に対して次のような捉え方がされています。2013年の借家における家賃負担に対する評価では、「ぜいたくはできないが、何とかやっていける」が約49%と最も多く、次いで「ぜいたくを多少がまんしている」が約22%、「家計にあまり影響がない」が約19%、「生活必需品を切りつめるほど苦しい」が約10%となっています。

 今後の住み替えについて、借家の世帯は持ち家の住み替え意向が約42%、借家などへの住み替え意向が約34%、こだわらないが約23%となっています。

 ところで現住居以外に所有・賃借している住宅がある世帯の割合は、全体で2008年の約7%から2013年は約9%に増加しており、相続で所有する世帯が約3%から約4%、相続以外で所有している世帯は約3%から約5%とそれぞれ増加しています。

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