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個性化とともに、高品質化する賃貸住宅

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個性化とともに、高品質化する賃貸住宅


従来にないクラスの賃貸住宅誕生

 賃貸住宅個性化の背景に、厳しくなる物件間の競争

 賃貸住宅の個性化が進んでいます。従来、個性化といえばデザイナーズマンションやペット共生賃貸住宅に代表されていましたが、今日では、入居者のニーズをさらに細分化した多様な賃貸住宅が急速な広がりを見せています。ターゲットを絞り込んだ賃貸住宅が“ニューカマー”として定着しつつあります。

 賃貸住宅の個性化の背景にはいくつもの理由がありますが、やはり物件間の競争が厳しくなっていることが一番です。他にない機能を備えることで、賃貸積極派層の囲い込みを図ろうとする動きです。

 またそうした理由以上に、世の中が豊かになった分、何も特別なことではなく当たり前に質の高い住空間を求める傾向が、賃貸住宅においても一段と強くなっていることが見逃せません。

 その流れから生まれたのが、楽器演奏ができる防音設備付きや大型駐車場付き、家庭菜園付きといった賃貸住宅。高付加価値的要素を追求する一方で、人のつながりやコミュニケーションを積極的に求める層に広がったのが、シェアハウス、コレクティブハウス、ゲストハウス。

 リスクを抱えつつ特色打ち出す  

 そして個性化とはやや趣きが違いますが、入居者向けの「宅配クリーニング」サービス、分譲マンション並みの質感あるキッチン、「外構防犯パッケージ」標準採用による防犯性能の強化、都市部に映える高い意匠性の外観、遮音性能向上を実現した界壁構造、外部からの視線を遮りプライベートを保つ専用庭の設置など、従来にないクラスの賃貸住宅が開発され、独自のプランとして実用化されています。

 さらに、用途変更、大幅改装のコンバージョンや既存住宅をリメークしたリノベーションがかつてのリフォーム枠を超えてプランニングされています。

 個性化はつまりは汎用性にない特性を大きく展開させる訳ですから、ひとつ間違うとアイデアもデザインも空振りになる恐れがあるのですが、リスクを抱えながらも特色を打ち出して、現在とこれからの入居者ニーズに応えようとするものです。

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