家賃(やちん)
賃貸経営用語解説
家賃 (やちん)
家賃は賃貸経営のメインの収入。賃貸借契約では多くは前家賃として、
前月末までに支払うことを決めている。
家賃は、地域性、社会情勢、経済事情を考慮して決めるが、当初の事業
プラン作成時に収支計算に基づき、大筋のラインを設定する。
家賃相場とは、周辺地域のおよその平均を指す。周辺に賃貸住宅が少な
い場合、同じ沿線の近い地域(駅)の同程度(築年数、設備、グレード
感)の建物と比較して、おおまかな金額が決まる。
なお家賃の改訂は、賃貸人と賃借人の合意が必要で、その際、ガイドラ
インになるのが『借地借家法』第32条(借賃増減請求権)。話し合いで
合意しなかった場合、管轄の簡易裁判所に賃料増額の「民事調停」を申
し立てる。
統計(「2008年住宅・土地統計調査」総務省)によると、1畳当たりの
家賃の全国平均は3,980円(非木造)。これを指数で見ると、全国を100
とした場合、関東都市圏が133、中京大都市圏が88、近畿大都市圏が94で、
3大都市圏以外は77となっている。
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