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賃貸情報誌(ちんたいじょうほうし)

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賃貸経営用語解説

          賃貸情報誌 (ちんたいじょうほうし)

  お気に入りの賃貸物件を探すのに、インターネットのスピード感、使用
  料無料、使い勝手のいい利便性に比べ、印刷媒体の情報誌は時代に取り
  残された感を受ける。
  
  ところがまだまだ賃貸物件を探す有力な媒体といえ、全国的にみても都
  道府県の県庁所在地では数誌が発行されている。物件探しにインターネ
  ットに主役の座を少しずつ譲りつつあるが、いまだ賃貸情報誌は重宝さ
  れている。
  
  しかし、一時代を築いた情報誌も印刷物であるが故のハンディを抱え、
  速報性とコストパフォーマンスに格段に優れたインターネットの登場で、
  影を薄くしている。
  
  物件を探す側から見て賃貸情報誌のいいところは、パソコンがなくても
  手元に置いてゆっくりいつでもチェックできる、他の物件との違いがよ
  く分かる、こと。しかしインターネットと比較すると短所が目立つのは
  否めない。
  
  フリーペーパーもあるが有料で、重たく、かさばる。制作~販売の日程
  の関係で入居決定済み物件が多い、付帯情報(町の様子等)が少ない、
  といった情報ツールとしての致命的欠陥を抱える。
  
  賃貸情報誌の発行形態は二つに大別される。一つは出版事業として不動
  産会社から広告出稿を募り、定期刊行する。もう一つが賃貸仲介専門の
  不動産チェーン店が出版を目的とする子会社を設立し、主にグループ傘
  下のチェーン店の物件を集めて出版するスタイル。
  
  物件の契約数が多く、「家主広告」の名目で仲介手数料以外に別途家賃
  の1ヵ月分の広告料が取れていた時代なら、1号当たり数千万円の経費
  が発生する情報誌を出版できたが、物件の動きも家賃の上昇も鈍く、
  「家主広告」は、家賃の1ヵ月、あるいは0.5ヵ月から0といったフリー
  マーケット状態になった現在、賃貸情報誌は時代の曲がり角を迎えよう
  としている。
  
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