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65歳以上の高齢単身世帯の3分の1以上が借家に居住

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65歳以上の高齢単身世帯の3分の1以上が借家に居住

最寄り駅までの距離、時間ともに借家世帯が最も短い

 ちょっと興味あるデータです。このほど、総務省が公表した「2013年住宅・土地統計調査」の速報集計結果の中で、借家世帯1,845万世帯の生活関連施設までの距離が明確になっています。

 それによりますと、最寄りの医療機関(病院、医院、診療所等)までの距離は、借家世帯の92%が1km未満、持ち家世帯が77.4%。また、最寄り駅までの距離で見ると、借家世帯は1km未満が52.3%で、うち民営の賃貸住宅では54.5%となっています。

 さらに細かく見ると200m未満が8.5%、200~500m未満が19.7%。持ち家、UR、公社、社宅と比較しても賃貸住宅の割合が一番多くなっており、最寄り駅までの時間・距離が賃貸住宅の入居を決定する主要な条件であることがよく分かります。

 これを通勤時間で見ますと、木造の賃貸住宅の世帯主の約63%、非木造の賃貸住宅の約58%が30分未満。持ち家世帯の通勤時間が比較的長いのに対し、賃貸住宅は立地、利便性が売りですから15分未満が約26%(非木造)、約30%(木造)と職住接近が際立っています。

 これからの賃貸経営のキーワード 

 ところで、2009年以降に借家に入居した世帯の約56%が借家からの移住で、持ち家世帯の約62%も借家からの移住となっています。

 なお、高齢者世帯が大幅に増加する中、65歳以上の高齢単身世帯数は552万世帯で高齢者のいる世帯全体の約27%と過去最高。そして高齢単身世帯の3分の1以上が借家に居住しています。高齢単身世帯の3分の1以上が借家に住んでいる現実は、これからの賃貸経営の大きなキーワードになることは間違いないようです。

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