特別インタビュー:株式会社プライスハブルジャパン 3
特別インタビュー
株式会社プライスハブルジャパン
代表取締役社長
廣澤 祥生氏
[周辺物件、周辺環境の分析]
類似物件の表示、周辺物件のサマリー
買物環境など、「周辺環境スコア」
AI査定は瞬時に、誰でもどんな場所でも、一定程度の正確さで査定できます
物件周辺の買物環境をスコア化し、周辺エリアのデータをビジュアルで提供
── 不動産の売買取引において、テレビ会議等のITを活用したオンラインによる重要事項説明(IT重説)の本格運用が開始されました。また、コロナ禍で「非対面・非接触」のニーズが高まっています。そこで、不動産業界における御社のIT・デジタル化に果たすポジション、役割などを教えてください。
廣澤 当社では、AI査定だけでなく、不動産の環境データを提供しております。例えば、物件周辺の買物環境をスコア化しています。また、お客様のご要望に応じて、様々なエリア情報を収集して、マップやグラフなどで提供いたします。
周辺エリアに関するデータを分かりやすいビジュアルで提供することで、実際に現地に行ってエリアの状況を確認する必要が少なくなるのでは、と思います。
── 色々お聞きしましたが不動産会社にとって、AI査定を使うメリットは何でしょうか?
廣澤 AI査定は、瞬時に、誰でも、どんな場所でも、一定程度の正確さで、査定をすることができます。
不動産を専門とする会社は、既に自社に物件査定のプロセスがあります。しかし、あまり詳しくないエリアで査定をしたい場合、人手による査定だと、調査に時間がかかるかと思います。AIであれば、どのエリアでもすぐに査定ができます。
最終的な精査は人が行うとしても、簡易的な判断にはAIは適していると思います。また、経験の浅いスタッフでも、誰でも、一定の精度の査定ができます。
また、AI査定であれば、数千件、数万件の物件でも、簡単に査定できます。AI査定を活用することで、多数の物件の市場価格、賃料を定期的にモニタリングできます。
── 本日は貴重なお話をありがとうございました。
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