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「家賃年金」の人気と魅力、そしてまぼろし。 (2007年11月21日)

◆ 賃貸経営の今を読む (峰 匡太郎)

「家賃年金」の人気と魅力、そしてまぼろし。

「家賃年金」とは、年金のように毎月安定して確実に入る家賃収入のことを指し、賃貸住宅経営の理想形。昔は「老後は家賃収入で生活できるのが一番」ともいわれたものです。
 
賃貸経営を始めるのに、所有する土地にアパート・マンションを建てる、あるいは売りに出ている賃貸物件を購入して始める、または公売の入札物件を手に入れ補修・修理して賃貸する方法もあります。
 
ただ、このようにまるで年金のように入ってくる家賃収入に期待を寄せて賃貸経営を始める人が多く見られるのですが、賃貸経営自体がビジネスですから、うまくいくこともあれば失敗もあるわけで、100%全部が全部成功するとは限りません。
 
計画していたように利益が出ない、わがままな入居者とのトラブルで気分的にヘトヘト、不動産会社が思うように動いてくれない等々、何もかもうまくいくわけではないのが賃貸経営です。
 
オーナー自身が経営するにしても管理会社に任せるにしても、賃貸経営の運用に無頓着だと手痛いしっぺ返しを受けることになりかねません。
 
家賃収入を見込んだ投資マンションの場合、ポイントはとにかく運営(賃貸経営)能力、管理能力が欠如した販売会社が売っている物件に手を出してはダメということ。建物自体のクォリティがいくら高くても、確実に入居者を見つけ、毎月決まって(家賃)入金が見込まれる運営ができる能力(ノウハウ)を持っていることが絶対の条件なんですから。
 
家賃年金という発想は、結局、賃貸経営の理想とする姿を表現している呼び方でもあって、年金のように老後の生活を保証するものがあったらいいなあ〜とする願望も強く滲ませているようです。
 
それだけにその家賃年金の魅力を十分に授かるためには、周到な準備の上で取り組むことをお勧めします。投資によって得られる果実がまぼろしにならないように。 
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(2007.11.21)

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