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急速に進化する不動産業の「サービス産業化」

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急速に進化する不動産業の「サービス産業化」

サービス化を支える「不動産テック」

 コロナ禍によって私たちを取り巻く生活環境が一変する一方、不動産業の「サービス産業化」が急速に進化しています。進化を支えているのはAI、IoTの最新技術です。

 不動産市場に対する消費者のニーズは年々変化を遂げています。国土交通省が公表した不動産業発展の指針「不動産業ビジョン2030」の中で、「『借地、借家でも構わない』がこの20年で約6割増え、『所有から利用へ』の傾向が進行」していると捉えています。

 もともと“不動産イコール情報産業”といわれていたものが、さらに進化して不動産流通の変化と相まって、情報化にサービスの要素が加わり、「サービス産業化」の色合いをさらに強めているといえそうです。

 こうした市場のニーズに応える「不動産のサービス化」を支えているのが「不動産テック」です。テクノロジーの力によって、新しい仕組みを生み出したり、従来の商慣習を変えて商品価値を高めようというもので、サービス領域は、AI(人工知能)を利用した物件提案やIoTを利用したスマートロック、防犯カメラ、VR(バーチャルリアリティ)を利用した内覧システムなどと幅広く、ここ1年に見られる高機能化のスピードには目を見張るものがあります。

 賃貸経営を支援する不動産テックについては、インターネットを使った物件の広告・PRを通じて早くから使われてきました。中でもインターネット・Wⅰ- Fⅰの人気が高く、設備の取り付けに工夫をした実績を持ちます。この後、スマホを利用したカギの管理が進んできたところにコロナ禍によって、非対面化が求められ、VRを含めたIT化の実用化が急浮上しているものです。

 さらに、ハイレベルなメカニックの実用化が進み、不動産契約に関する重要事項説明(重説)をITを活用して行うIT重説の本格運用を機に、賃貸現場のIT化が加速しています。スマホ、タブレット、パソコン等のテレビ会議機能の利用がコロナ禍によってさらに拍車がかかっています。

 私たちを取り巻く生活環境が一変するとともに、賃貸経営の環境も変化を余儀なくされたことから、不動産テックを活用したサービスはさらに進化を遂げていると見られます。

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