明日香の年末 (2011年12月31日)
明日香の年末
久しぶりに昨日、明日香に行って参りました。よく晴れていつものように静かな明日香です。
年末も関係なく、いつも静かな佇まいを見せる川原寺跡周辺
さすがに訪れる観光客も少なく、というか、ほとんど見あたりません。それでも後で立ち寄った石舞台には、意外と見物の人が多くおられて、オヤっと思いました。
古代の巨石遺跡、石舞台には一年を通して人が絶えることがありません
見ると、石舞台前の駐車場スペースに車がほぼいっぱい止まっています。村内を歩く人や走るレンタル自転車は見られませんが、やはり石舞台は一年を通して人が訪れる魅力のスポットとなっているようです。
明日香の季節の移ろいをお伝えしようと常々思っているのですが、今年は東北の大震災を想い、どうしても筆が走らず、読者の皆様には期待を裏切り、いきおい年末のご挨拶となった次第です。
石舞台から写真の右奧、西方向に當麻の里の二上山(にじょうざん)が見えます
私としては、今年はいつになく生命の重みを改めて知らされた年になりました。365日なんて振り返ればアッという間の日々で、矢の速さにはほとほと翻弄される思いです。
明日香の魅力と古代につながる現在を見ながら人生を考えたい本誌も、来年はもう少し配信回数を増やしたいと思っております。
それでは、来年が読者の皆様にとって、良い年でありますように。