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賃貸業界にとって大事な出来事が続く、この7月 (2011年7月5日)

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◆ 賃貸経営の今を読む (峰 匡太郎)

賃貸業界にとって大事な出来事が続く、この7月

更新料条項の今後の扱いが、ほぼ決定されることになりかねない

1年の折り返しとなります7月を迎えました。今月は賃貸業界にとって大事な出来事が続きます。

まず来週金曜日の15日、長い間、司法の場に持ち込まれて議論が続いた「更新料裁判」の判決が最高裁判所で下されます。

高裁段階で判断が割れた、上告審に対する最高裁の統一判断は、国の見解となり、更新料条項の今後の扱いが、ほぼ決定されることになりかねません。賃貸経営において家賃、礼金に続く収入源である更新料のあり方が決まります。

次に、完全履行が一時危ぶまれたテレビの地デジ放送が、24日正午にスタートします。もう地デジ対応はお済みですか。

「地デジカ・ステッカー」が貼られていない物件が意外に多く、まだ準備が整っていない大家さんもおられると聞きます。地デジ難民にならないように。

3番目に、国土交通省が「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の再改訂案をつくりました。ここ1ヵ月、広く業界や一般の方から意見を聞いて、決定版をまとめます。

原状回復に伴う判断にはどうしても賃貸人、つまり多くの大家さんの恣意的私情が入りがちでしたが、強制力がない「指針」とはいえ、これで原状回復関連の処理環境が大幅に整備されるのではないでしょうか。

4番目に、賃貸住宅管理業者の「登録制度」がスタートします。

賃貸住宅管理業務に関して一定のルールを設けることで、借主と貸主の利益保護を図るというこの制度は、任意の制度ですが、なんといっても国(国土交通省)が登録業務を受け付けるのですから、登録業者になるのとならないのとでは取引き先、顧客に対する信用度が全然違ってくると思います。

5番目に、2010年3月から受付が開始された「住宅エコポイント」のポイントが発行される工事の対象期間が、2011年12月31日から半年前倒しされて、7月31日までに短縮されます。

エコ住宅の新築やエコリフォーム工事ともこの7月31日までに、工事着手したものが、ポイント発行の対象になります。

あとは夏本番を迎え、これからの40日間ほど猛暑が続くようですが、自身の体に気をつけることと、今夏はなんといっても例年にない節電に取り組んで、無駄を省いていきたいものです。

アパート・マンションの共用部における節電方法として、ココ(東京電力)が参考になります。このほかに地元の電力会社が「節電のお願い」等を公表しています。ホームページをチェックしてみてください。

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(2011.7.5)


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