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賃貸経営の極意は入居率 (2008年6月25日)

◆ 賃貸経営の今を読む (峰 匡太郎)

賃貸経営の極意は入居率

賃貸経営の極意は入居率にあります。入居率が高ければ売上げ、つまり入金が安定し、収支もバランスが保たれます。そもそも賃貸経営は部屋を貸すビジネス。部屋の数以上の賃料入金がないのですから、売上げ増を図るには、入居率を高めるしか方法がないのが実態といえます。

入居率100%、いわゆる満室経営を実現すれば、“家賃年金”ともいわれる賃貸経営の醍醐味を味わえるのですが、その逆で空室率が高まると、収支のバランスが崩れて大変なお荷物にさえなりかねません。

今日、アパート・マンションの賃貸住宅は入居者のニーズに応える諸設備を備えた建物が建てられ、年々レベルの向上を果たしています。天井高さ、間取りの広さも、あるいは遮音性、断熱性等々についてもプラスα志向から格段に充実。性能面において、賃貸住宅全体が相当な底上げとなっています。

建物のハード面が充実したのですから、これからは賃貸経営(運営)上のソフト面の充実が課題になります。ソフトの充実を果たす軸となるのが、入居率を高めるための手だてではないでしょうか。

それは、入居者募集から始まり、契約、入居中の対応、更新…各業務の中に隠されており、その各業務の出来映え、そして入居者の心を捉えた事業者が、満室経営の美酒を味わうことができるのではありませんか。
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(2008.6.25)

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