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その3.長所と短所はつきもの

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仲介不動産会社との付き合い方

その3.長所と短所はつきもの

あなた任せで一任してしまうと痛い目も

 大家さんにとって望ましき不動産会社といえば、部屋付け(入居者募集)をお願いした場合、できるだけ早く契約にもっていってくれること。これで9割方は希望がかない、役割を果たしてくれているのではないでしょうか。

 後、何か困ったことがあれば相談に乗ってくれること。この2点をきっちりやってくれればどれだけ頼もしいことか。と、大半の大家さんは感じています。

 不動産会社にも専門、得意分野があるので、なんといっても賃貸仲介に強いところと取引きするにこしたことはないのですが、どことメインに取引きすればいいのか、これまた多くの大家さんを悩ませている原因となっています。

 例えば賃貸仲介専門の大手不動産会社と取引きした場合、従業員数千人の大手といっても、付き合うのはそのうちの1店舗。

 店長がいて、社員2~3名、多くて5、6人。チェーン店のために店長がよく異動し、仕事柄社員の異動も多く、最初に物件を依頼する打ち合わせをしても2回目は別の担当者になっているというケースは日常茶飯事。

 社員が異動しても本社で教育を徹底していればいいのですが、個人差といいますか、能力、出来不出来は千差万別で、なかなかスムーズに運ばないのが現状です。といっても大手は機動力、情報力(宣伝力)が高いので、部屋付けするスピードが速いのは確かです。

 何事も長所と短所はつきものですから、大手の仲介専門不動産会社と取引きする場合、この辺を心得て付き合えばいいのでしょうが、あなた任せで一任してしまうと痛い目に遭うこともあります。

 ところでこの大手のFCとなっているところは、長年の間培った信用と小回り、そしてFC参画で得たブランド力で業績を伸ばそうとしています。

 この大手直営店とFC店との違いですが、大手は本社から給料が各人に振り込まれますが、FCの場合、給料は自分で稼がなければならないので、規律、セールストーク、実務、サービスが崩れると即売上げに影響することから、当たり前ですが、独立心が強く、それは日々の仕事によく現れています。

 大手直営のチェーン店が筋が通っていないという意味ではないのですが、覇気とか、連絡事項一つも違います。その違いは取引きしている大家さんが実感されているのではないでしょうか。

» その1.力のある仲介不動産会社と付き合えばスムーズに進む
» その2.日々熾烈な競争
» その3.長所と短所はつきもの
» その4.入居者とのやり取りは、仲介不動産会社で左右される
» その5.不動産会社が描く大家さん像
» その6.仲介専門の不動産会社の役割は大きくなるばかり

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