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つづく 「インターネット広告」の課題

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インターネット・賃貸情報サイト

「インターネット広告」の課題は物件の消し込みと新規物件情報の掲載


 ところで情報サイトの最大のネックは、契約済みの物件データの消し込みと新規物件情報の掲載(データ入力)作業。

 分譲の物件と違い、賃貸はやはり回転が速く、とくに土・日曜に集中して契約が決まるので、契約の時点でのWebに掲載した物件情報の消し込みがどこまでできるかが、サイト運営者を悩ます難題です。

 次に、大家さんとしてインターネットと付き合っていくのに、どうすればいいのか?サイト上に物件が掲載されるのはタダではないのですから。

 インターネットに所有する物件の情報が掲載されるのは、通常、大きく分けて、

 ・ 入居者募集を依頼した不動産会社のホームページに載る。
 ・ 不動産(賃貸)専門のポータルサイトに載る。
 ・ 大家さん自身が立ち上げたホームページに載せる。

 3つのケースがあります。

 大家さんから仲介を依頼された不動産会社は、自社のホームページに物件情報を載せますが、それだけでは集客に不安が残るので、大手の情報サイトに出稿します。情報誌の広告(物件案内)と同じで、お金を出して掲載するのです。

 賃貸に特化した主な情報サイトは20ほどあり、うち大手10社は先に取り上げたとおりですが、10社のうち「HOME'S」「CHINTAI」「フォレント」「アパマンショップ」4社が、各々の事情を抱えてしのぎを削っています。

 インターネットの利用が高まるまでは、情報誌をベースに「FAX」や「速報版」で物件情報が広がっていったのですが、今では瞬時にWeb情報がかけめぐります。

ネットに掲載された物件情報をチェックする

 大家さんは不動産会社に物件の管理や入居者募集業務を依頼するので、賃貸情報サイトに掲載される物件内容については見る機会が少ないと思いますが、仲介を請け負う不動産会社、その不動産会社から広告依頼を受けるポータルサイトは物件の反響取りに必死です。サイトを使いやすく改良し、データを更新する経費は広告料で賄うのですから。

 また、掲載する物件数が少ないとサイトを訪れる(検索する)人も少なくなり、ジリ貧となるので、出稿する会社の確保に全力を上げます。旧来の賃貸情報紙誌と全く同じ構図です。

 物件を預ける大家さんとしては、集客力(アクセス)の大きいサイトに掲載してもらえばそれだけ契約が早まる可能性が高いので、これからはどこのサイトにどんな風に掲載されるか、気を配ることが必要になりす。

 以前、“家主広告”といった名称で、情報誌掲載の料金を“別途”仲介手数料(1ヵ月)として支払うケースが多かったのですが、今では、仲介手数料プラス「情報料」として家賃の約1ヵ月分が徴収されているようです。

 物件の仲介を不動産会社に依頼する場合、その不動産会社がどのようにインターネットを使っているのかチェックするのも評価の方法だと思います。

 それと昨今は、大家さん自身のプライベートホームページの作成が進んでいます。建物外観、室内及び周辺環境のスナップ写真をメインに、物件の特徴、入居条件、賃料を掲載した実用的なホームページをつくって、問い合わせなどに利用しています。

 デザインにこだわらなくてもワードなんかで比較的簡単につくれるので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。



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