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“春の賃貸商戦”に際して (2008年2月13日)

◆ 賃貸経営の今を読む (峰 匡太郎)

“春の賃貸商戦”に際して

年度のかわる春は、転勤、あるいは新社会人として独立し、実家を離れて生活をスタートするため、全国的に人が移動します。そのための住宅需要を支える賃貸住宅の仲介が活発に行われ、春の賃貸仲介ビジネスとして、活況を呈します。
 
かつてはこの年始めの3ヵ月ほどの商談で、1年の儲けを留め込むといわれたもの。今でもこの時期、集中的に仲介契約の実績を伸ばしています。はやる店には部屋を探す顧客が押しかけ、案内待ちの行列ができて、営業マンもてんてこ舞いの忙しさ。
 
賃貸住宅を供給する家主(賃貸経営者)も提供する不動産会社も、この春の商戦に照準を合わせて周到な準備で物件を用意してきまし
 た。
 
賃貸住宅業界は年々整備され、とくに管理業務の充実が目を引き、プロパティマネジメント、アセットマネジメントといった高機能なスキームも定着を見せています。
 
仲介専門とする不動産会社においても、インターネットの物件案内の浸透に伴いグループ化、FC加盟のブランド統一化の傾向を強めています。
 
一方、賃貸住宅自体もデザイン、品質の向上を果たし、入居者の数々の要望を満たしています。
 
このように賃貸住宅業界、川上から川下に至るまで広範囲にわたって進化を遂げているのですが、ただビジネスとして一番大事な市場規模の拡大、将来ビジョンに対し、横溢感は避けられないところ。
 
少子高齢社会の深まりから賃貸マーケットがどのように変質していくか、その変質を捉えたマーケティグリサーチに支えられた賃貸住宅経営のみが今後の厳しい競争を勝ち残るのではないでしょうか。
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(2008.2.13)

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