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▲つづく 「思いが募るだけに“ほう・れん・そう”の不徹底に不満!!」

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これからの賃貸経営

思いが募るだけに“ほう・れん・そう”の不徹底に不満!!

ビジネスとして当然やるべきことをやる


クレームが表面化するということは、必ず裏にクレームの原因となる理由、すなわち経営上のウイークポイントが潜んでいると考えていいと思います。クレームを忌み嫌うのではなく、クレームをとくとチェックすれば改良点が見えてくるはずです。

クレームの発生はクレーマーが騒ぐ現象ではなく、問題点解決の糸口となるシグナルではないか、と思ったりします。
 
賃貸経営の3つの接点(入居者⇔仲介・管理会社、家主⇔仲介・管理会社、入居者⇔家主)の中、賃貸経営者にとって比重の大きい仲介・管理会社との付き合いでよく耳にする要望は、俗に言う“ほう・れん・そう”の徹底です。

ほう = 報告がない
れん = 連絡が悪い
そう = 相談がない

と、口にする大家さんが多いのです。
 
こんな事例があります。
 

2億円の借り入れで自宅併用マンションを建てたが、竣工後6ヵ月経つのに半分が空室。現況と今後の見通しを聞こうと矢の催促を入れるが、大手FC店の担当者はノラリクラリで埒があかない。
 
竣工後6ヵ月経つのに半分が空室は痛い。それ以上に専任の仲介不動産会社が決められないためか、責任ある態度を取らないのも痛い。情報誌やWebの賃貸サイトに掲載して、看板をつくり、チラシを撒くが決まらない。物件自体はしっかりした内容。何がズレたのだろうか?
 

廊下の蛍光灯が切れているので交換を依頼したが10日経つのに未だに交換されていない。
 
借り上げ物件に対する管理メンテナンスのレベルを示すケース。たかだか蛍光灯の交換に10日を要してまだ処理できないのは異常。あまり見られない例と思うのですが、これが意外と多い。

24時間態勢を売りにしている管理会社は数多く、水道、電気、ガス、排水に関することはだいたいは早目に対応してくれるのですが、窓口が仲介不動産会社の場合、施工スタッフに連絡したつもり、物件のカン違い、後でもう一度電話するのを忘れてしまう…というケースが正直、実に多い。

といっても店の姿勢と担当者の教育レベル次第ですから、どこでも同じという訳ではありませんが。
 

入居者の解約通知を受け取り、退居で鍵も預かったが、家主に解約の連絡を入れずじまいのため、6ヵ月間家賃未納となる。
 
○○ハイツ8号室の△△さんの家賃が6ヵ月未納であるのに気付いた大家さんが、仲介不動産会社に連絡して事の次第が分かったという。

ちょっと考えられない単純な連絡・報告ミスです。何かおおらかな感じもするのですが、大家さんの入金チェックの不手際も考慮し、仲介会社が家賃3ヵ月分を弁償して一件落着。
 
という風に、カン違いや思い違い、ど忘れなんかが入り混じってビジネスとして当然やるべき「報告」と「連絡」が手薄になっているというもの。この「報告」「連絡」の不徹底でいらつかされている賃貸経営者がいかに多いことか。


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