「不動産情報サイト利用者意識アンケート」結果
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「不動産情報サイト利用者意識アンケート」結果
賃貸契約した人が検討時に問い合わせた不動産会社数は平均3社
不動産情報サイトの運営会社が設立した不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)は、一般消費者向けに実施した「不動産情報サイト利用者意識アンケート」結果を発表しました。
調査は2020年3月19日~7月17日に実施されたため、調査結果はコロナ禍の影響を受けている可能性があると見られています。
「賃貸」に関連する部分で、住まい探しをしてから契約までにかかった期間は、最も割合が高かったのが「1週間~1ヵ月未満」で、1ヵ月未満で契約した人の割合は、昨年に続き増加しました。
物件を契約した人が検討時に問い合わせた不動産会社数は平均3社。2社が全体の3分の1を占め、1~3社で約74%となっています。
そして、物件を契約した人が検討時に問い合わせた物件数は、「4.5物件」と直近5年で最少となり、希望物件を絞って検討している様子がうかがえます。物件を契約した人が訪問した不動産会社数は、平均2.4社で、前年比0.5社の増加。
ところで、不動産情報サイトで物件を探す際に必要だと思う情報のトップ10は、1位が「トイレ」、2位が「バス」、同率3位で「キッチン」など水回りの写真が上位。あと、物件の設備・構造・条件に関する文字情報、洗面所、収納、物件外観、バルコニー、玄関の写真と続きます。
物件情報以外に必要だと思う情報は、全体では「周辺の商業施設情報」がトップ。続いて、「治安情報」「浸水の危険性」「地盤の固さ(強さ)」「嫌悪施設情報」「医療・介護施設情報」がベスト6となっています。
また、不動産情報を調べる際に利用したものでは、スマートフォンの利用率は92%と調査開始以来最高で、2016年にはPC利用率の方が高かった50代以上もスマートフォンの利用者が増加し、全世代でPCを上回る結果となりました。