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「賃貸マーケットはインターネットに聞け」(2009年10月16日)

◆ 賃貸ビジネスを考える

「賃貸マーケットはインターネットに聞け」

侮れないインターネット・賃貸ポータルサイトの情報

「相場は相場に聞け」という格言があります。

 株式投資や商品先物取引の際、市場の実態を知るのに、なんだかんだといっても現況の姿(相場)が総てである、相場の本質を知りたいなら相場に聞くのが最善である、といった意味で使われます。

 賃貸経営の場合、「賃貸マーケットはインターネットに聞け」ではないでしょうか。

 家賃相場を調べる必要があって、朝から2時間ほどポータルサイトの「HOME'S賃貸」を見ていたのですが、今日の賃貸市場の実態がこのサイトの中に全部集約されている感じです。

 探す物件を「路線」「駅」でチェックをかけてみると該当する物件の一覧がほんの数秒で出てきます。それから建物写真と最寄り駅を見ながら、お気に入りの物件を選んでいきます。

 物件の所在地はgoogleの地図で確認するので、立地環境なども一発で分かります。駅までの距離感とか周辺にどんな店や施設があるのか、ほぼ瞬間に表示されます。

 物件を探す利用者はこれだけのサービスが無料で受けられるのですから、今さらながら大変な時代になったとシミジミ思ったりします。

 本題ですが、この「HOME'S賃貸」と同時に同サイトを運営する(株)ネクストが賃貸経営者向けに立ち上げている「見える!賃貸経営」を合わせて見ると、賃貸市場の様子を実にリアルに捉えることができます。

 片方は入居者、もう片方は賃貸経営者向けにつくられているのですから、リアルタイムで賃貸ビジネスの入と出の状況がまとめられているのです。

 先述した「賃貸マーケットはインターネットに聞け」は、あながちはずれていないのではないでしょうか。

 大家さんがお世話になる不動産会社の声を聞くまでもなく、地域の相場がほぼ分かり、何よりも近くの物件の入居状況または空き状態がおおよそで分かるのですから、否応なしに現実を直視させられます。

 これが「HOME'S賃貸」だけではなく、リクルート、エイブル、CHINTAIといった主なポータルサイトを閲覧すれば、検索密度は一気に高まり、さらにgoogleのストリートビューを併せて活用すれば、居ながらにして近場はもとより、広域にわたっての物件チェックが可能です。

 競合する物件、参考になる物件のチェックや市場の様子を知るのにインターネット・ポータルサイトの情報は侮れません。

 蛇足ですが、インターネットを見て建物周辺が雑然とした物件を見受けますが、清掃にはとりわけ気を遣いましょう。

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(2009.10.16)

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