賃貸経営、管理、土地活用、不動産投資など賃賃ビジネスに役立つ最新ニュース

この時期、完成と同時に満室になったアパート (2009年4月24日)

◆ 賃貸ビジネスを考える

この時期、完成と同時に満室になったアパート

今のこの時期、完成とほぼ同時に満室になったアパートの話です。
  
大阪の郊外、私鉄駅から歩いて5分ほど。田畑が残る好立地のせいか周辺にはアパートなど賃貸住宅が多く、駅から歩10分圏内には新古合わせておよそ30ほどの物件が建つ、いわば賃貸競争地域。
  
そこで長く畑として利用されていた土地に、Dハウスのアパート(1棟8戸)が2棟並んで建ったのが2月初め。それが4月20日現在で満室となっています。
  
入居者募集は今年の年明け早々に開始して、順調に契約が進んだよう。今回、このDハウスのアパートを取り上げるのは、周辺に競合する新築~築5年クラスの物件が集まる地で、なぜ完成とほぼ同時に満室を実現できたか、です。
  
・賃料がリーズナブル(家賃、敷金1ヵ月、礼金なし、更新料2万円)。
(周辺には敷金・保証金1~2ヵ月、礼金3~4ヵ月が多い)
  
・建物外観が明るい色使い(マスタード系)。
(周辺には濃いブラウン系の外壁が多い)
  
・全戸1台の駐車場スペースを確保する一方、敷地に余裕があるので、建物を北側に配置し、南側を十分に空けている。
(敷地いっぱいいっぱいでないところが開放感があって、物件を引き立てている)
  
・国道から100メートルほど入り込んでいる分、住環境が維持されている。
  
と、大きな特徴はこの4点。設備はやはり最新仕様で、追い焚き給湯をはじめ、バス・トイレ別、洗面化粧台、温水洗浄便座、システムキッチン、洗濯機置場、浴室換気乾燥機、エアコン、TV付インターホン、BS・CSアンテナ、フローリング…などが整っています。
  
この物件から歩いて2~3分のところに建つ築5年に満たない物件で4戸のうち2戸が空室、12戸で4戸が空室、18戸で5戸が空室、といったアパートが目立つだけに、この新築のDハウスが際立っているものです。

「環境・立地」「余裕の敷地」「建物デザイン・設備」「賃料」がピタッと収まったのが、完成早々満室に至った理由でしょうか。

───────────────────────────────────────────────────────
(2009.4.24)

このページのトップへ戻る

>> 「2009年・バックナンバー」目次ページに戻る

powered by HAIK 7.2.5
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional