三大都市圏における平均築後年数は17.3年
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三大都市圏における平均築後年数は17.3年
市場は多様性に応え、バランス良く棲み分ける
賃貸住宅の新設増が全国的に進んでいますが、国土交通省から公表された『住宅市場動向調査報告書』の2022年度分によると、三大都市圏における賃貸住宅の平均築後年数は、17.3年となっています。
三大都市圏の平均は17.3年ですが、地域によって差があって、首都圏の平均は16.7年、近畿圏が19.7年、中部圏が15.4年です。
建築時期の全国平均の内訳は、2015年以降が34.5%、2005年~2014年が12.2%、1995年~2004年が12.2%で、築30年弱が全体の6割ほどを占め、メインは全体の3分の1の築10年未満となっています。
その一方で、1955年~1984年といった築40~70年物が1割近く流通しており、市場は多様性に応えているといえます。
入居者は新築を好む傾向が強く、新設で需要に応えているのですが、市場では新築~築浅~古物がバランス良く棲み分けているようです。