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久しぶりに見る「満室御礼」の垂れ幕 (2010年3月5日)

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◆ 賃貸ビジネスを考える


久しぶりに見る「満室御礼」の垂れ幕

周辺に空室が見られるだけに、賃貸経営の奥行きの深さを感じる

「満室御礼」の垂れ幕を久しぶりに見ました。

昨年の9月頃から着工していたD社のアパートが完成したのは2月20日頃。新春の入居シーズンに合わせて、年末年始もいっぱいいっぱい工事していたのですが、完成とほぼ同時に、「祝満室御礼」の垂れ幕が建物の2階ベランダから吊り下げられ、驚いたものです。

道を挟んで向かい側に建つT社のアパートが建って5年ほど経つのですが、8戸のうち2戸が未入居状態。建って5年間、一度も満室になっていません。

そこにD社のアパートが建ったのですから、果たして入居の進捗がどんな風になるのか、大いに関心があったのですが、工事終了、竣工と同時に満室となって驚いた次第。

この物件の立地は、私鉄駅から歩いておよそ15分。近く(歩2分)にバス停があります。幹線道路が近くて、全国につながる高速道路のインターまで3~4分と、車を利用するには申し分ない。

建物は、壁材が白を基調にした1棟6戸の2棟建て。敷地が整った長方形ではなく変形の長方形なんですが、それを逆に利用した形で、2棟がへの字に並んでいる分、変化を見せています。また敷地に余裕があるので、駐車場は全戸分12台のスペースを確保しています。

特筆すべきは(よくあるのでしょうが間近で見ると新鮮に見える)、玄関から段差の先、道路まで2メートルほどがセメント塗りやブロックではなく、石畳になっていること。遠くから見ると、壁の淡いクリーム色の色調と石畳が目に飛び込んでくるので、好印象を受けます。

と、このD社のアパートを随分ほめているのですが、上記の感想は素直なところ。

前々から意外と町の雰囲気に馴染まない濃いブラウンを基調にした外観には抵抗があったのですが、白に近い淡いクリーム色の壁のアパートを見ると新鮮な感じです。

この新築のアパートから車で5分も走ると、D社建設のアパートが何棟も建っていて、空室が見られるだけに、満室御礼となって、続々入居している様を見ていると、賃貸経営の奥行きの深さを感じるものです。

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(2010.3.5)


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