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健康指向の強い入居者を想定した「健康賃貸住宅」

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健康指向の強い入居者を想定した「健康賃貸住宅」


「自然」をアピール、不用な設備を排して、コストのバランス図る



 賃貸住宅・差別化の一つのアイテムとして、健康指向の強い入居者を想定した「健康賃貸住宅」があります。

 健康住宅とは、とくに決まりがあるのではなく、健康を高める要素が含まれている住宅、といった意味です。

 そもそも住宅は雨露をしのぐだけではなく、明るく、健康的な生活を送る場でもあります。

 住宅の建設には建築基準法や都市計画法によって厳しく規制されています。健康面についても、2003年7月に、シックハウス対策を強化した建築基準法が施行され、内装の仕上げの制限や換気設備の義務づけられました。法律面で健康維持のための条件が整ったとされています。

 ではこの上に健康維持、向上のために何ができるかです。たとえば、床に無垢材のフローリング、壁には漆喰、珪藻土、防蟻処理は柿渋を使用したり、既製品の家具類や集成材一切を使わないで、自然素材中心に徹するのがポイント。


 健康指向のコンセプト 


 こうした素材が汎用品でないことから割高のイメージがありますが、「自然」をアピールする一方で、不用な設備を排することで、コスト面でのバランスを図ります。

 花粉症や化学物質のアレルギーで悩んでいる人はたくさいます。持ち家の場合なら自分仕様の家を建てることもできますが、賃貸住宅の場合、大半が一定のスタイルの住居ですから、入居者は健康を配慮した住宅を選ぶことは難しくなります。

 それだけに、ペット共生物件同様、健康指向のコンセプトを全面に強く打ち出した賃貸住宅は、まだまだ数が少ない分、人気を呼ぶのは間違いないと思われます。



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