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桜の満開に思う。賃貸経営とシンボルツリー (2009年4月7日)

◆ 賃貸経営の今を読む (峰 匡太郎)

桜の満開に思う。賃貸経営とシンボルツリー

本日の新聞朝刊の天気予報を見ていると、今週は全国的にお天気で、札幌と那覇に明日雨マークがついているほか、大半が晴れ。

そして晴れ渡った日の下で桜が満開を迎え、お花見の便りが聞かれる。名所旧跡に咲く桜もあれば、町中の家の庭に植えられた淡いピンクの花を咲かせる一株の桜も多くあって、行き交う人の目を楽しませている。

一般的に桜は公園や寺院の庭、川の堤、山の裾などに多く植えられているが、もし、アパート、マンションに植え込みのスペースが確保できれば、敷地の片隅にあるいは玄関入口近くに一株でも植えてみればどうだろう。

1メートルほどの苗木なら1000円少しで買え、意外と土を選ばず病気にも強く、日当たりが良ければ植えて5~6年もすればグングン幹も枝も伸ばして、目に見えて大きくなり、小さいながら花を咲かせ始める。

桜の特徴はつぼみから2分咲き、4分、6分・・満開と、強い雨風にたたられなければ3週間ほど花が楽しめること。そして花が散った直後から青葉の新芽が伸び、初夏から夏場に入れば心地よい木陰をつくる。

秋には葉が真っ赤に染まり、晩秋から初冬に散っていく。これはこれで風情があるのだが、仮に桜の木をマンションの敷地に植えて“問題”になるのは、この葉が散る時。

散った葉の掃除の手間を嫌って植えるのを躊躇する人が多い。これも1~2週間ほどのことで、枯れ落ち葉の片付けの手間さえいとわなければ、桜は早春から晩秋にかけ癒してくれる樹木。

効率を考えれば、建物以外の敷地部分を全部アスファルトやコンクリートで舗装すれば、草引きの手間が省け掃除もやりやすいが、その分潤いもなく殺風景となる。

建物は一度完成すれば年々古くなるものだが、逆に年を経るごとに周辺の樹木は生長して潤いを持たせてくれる。

数十年に及ぶのが賃貸経営の特色。年月とともに生長するワンポイントの樹木を植えてみたら格好のシンボルツリーとなって、入居者の好評を博すのではないだろうか。

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(2009.4.7)

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