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目覚ましい進化を見せるユーザー支援サービス(2009年9月18日)

◆ 賃貸ビジネスを考える

目覚ましい進化を見せるユーザー支援サービス

 賃貸業界を取り巻くサービスやシステムの進化には目覚ましいものがあります。ここ2週間ほどの間にも画期的なユーザー支援サービスが、多数発表されました。

 その一例を挙げてみますと、本誌でも報道済みですが、

・ 賃貸経営に役立つ市場分析、マーケット情報
 「見える!賃貸経営」(ネクスト)
・ 法人会員向け賃貸管理・仲介業務の効率化をサポート
 「ラクづけ」(ネクスト)
・ 対話型の意思決定システム
 「お部屋探しコンシェルジュ」(エイブル)
・ 希望の不動産会社を探し出す
 「不動産会社検索・価格査定依頼サービス」(不動産ジャパン)
・ PC・携帯の不動産総合サイト化 
 「HOME4U ケータイ」で、「借りる」サービス開始(NTTデータ)
 などがあります。
 ※「HOME4U ケータイ 賃貸版」はモバイル専用

 これらを支えているのは、時代を経て業界の課題事項等の改善を図る
要望に応える努力と同時に、コンピュータに見られるハイテクノロジー
の進歩が見逃せません。 

 背景に賃貸情報サイト各社の生き残りをかけた戦略が

 中でもネクストの「見える!賃貸経営」は、図版を多用したビジュアル表現に力を入れた賃貸経営者向けのサイトで、手間を惜しまずにここまでシステム化したのには驚かされます。少なくともここに表示されているデータを見ていますと、該当地域の賃貸マーケットのアウトラインが読み取れます。/

 提供するネクストは「提供する情報はあくまでも参考にご覧下さい」と断っていますが、「家賃相場」や「犯罪関知件数」「交通事故発生件数」など、データの信頼性はかなり高いと見られます。

 不動産情報のコンテンツの枠を積極的に広げるNTTデータは、物件検索機能のほかに、ズバリ「賃貸経営」のサイトを立ち上げて、賃貸経営者、オーナーに的を絞った展開を図っています。

 こうしたコンテンツの充実を図る背景には、ネクストもNTTデータも賃貸情報サイトとして、ポータルサイトの機能アップを進めることで借り手(入居者)と貸し手(経営者)両方の囲い込みを狙うという意図があります。

 単に物件情報だけを掲載するのでは、物件を探す一般ユーザーを呼び込むのに限界があると見て、賃貸経営の顧客・入居者から賃貸住宅の供給者である賃貸経営者、オーナーまでを囲い込んで内容の充実を図るものです。
 
 賃貸情報サイトの運営会社として、各社生き残りをかけた戦略がこうしたサービス機能の相次ぐレベルアップにつながっています。

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(2009.9.18)

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