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行動する大家さんの情報発信(2009年11月24日)

◆ 賃貸経営の今を読む (峰 匡太郎)

行動する大家さんの情報発信

一昔前は横のつながりの乏しい業界だったが・・

 以前と違って今日、賃貸経営をしている大家さん、オーナーは勉強家が多く、入居者対策、収益アップに積極的に取り組んでいます。
  
 修理や簡単なリフォームなんかも自身で手がけ、その手順をブログやホームページで公開して、部屋付けの苦労談とともに、成功事例を語っています。他方で行動する、カリスマ大家と呼ばれる人の賃貸経営のノウハウをまとめた出版物も人気を博しています。
  
 10年ほど前は、だいたい所有する物件が30戸を境に一つの線引きがされたものです。
  
 30戸を所有、経営している大家さんはどうしても扱う金額が大きくなると、利益も多い半面、リスクも比例して大きくなるため、賃貸経営に取り組む姿勢、意識が違ってくると。その規模がおよそ30戸という捉え方がありました。
  
 今では区分所有1戸のオーナーであっても100%借り入れで回していることもあって、一つ間違うとリスクをかぶるため、大変な熱意で取り組んでいるケースもよく見ます。
  
 賃貸経営の魅力、メリットは理解しているものの、いっぱいいっぱいで経営しているためか、その裏側に潜むリスクの崖っぷちも見えるので、真剣に取り組んでいる、と。
  
 一人で経営していると、壁にぶつかればそのままズルズルと落ち込んでいくが、オープンにすれば仲間(同業者)の声も聞こえて励みになるようです。
  
 そして、さらに行動派の大家さんの中には、仲介不動産会社にばかり任せておれないと、物件資料のパンフレットを自前でつくって周辺のアパート、マンションに投函しています。
  
 本当に一昔前は横のつながりの乏しい業界でしたが、今ではセミナー等を通じて親交を深め、グループで情報を発信しています。
  
 ホームページを立ち上げたり、ブログで情報を発信するなど、旧来の大家さん像と大分違っています。時代が変わったと実感します。

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(2009.11.24)

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