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賃貸テレビCMと仲介市場 (2009年1月9日)

◆ 賃貸ビジネスを考える

賃貸テレビCMと仲介市場

年が明けて例年通り、新春の賃貸ビジネス(商戦)がスタートを切りました。仲介各社のテレビCMも一部年末から始まり、正月早々全国ネットで放映されています。

CHINTAI、アパマンショップやピタットハウス、レオパレス21など多店舗化を展開しているところが資金力を見せて、集中的に露出(回数多く放映)しているのが、やはり目を引きます。

かつてはCHINTAIの前身、賃貸住宅ニュース社がエイブルと歩調を合わせてテレビCMを積極的に打ち出し、市場のシェアを高めたものですが、今日では全国展開するチェーン店がなべてテレビ経費を予算化。戦略的にもキー局の放映範囲をにらんで進出地域の地図に店舗を埋めている状況です。

またテレビCMを流しているのは何も大手だけに限らず、主要都市において多くの仲介不動産会社がこの時期、集客、反響取りに積極姿勢を見せています。

広く消費者向けに宣伝効果が狙えるテレビCMを打つ一方、物件のPR、告知に大きな役割を果たすインターネットの検索システムの構築、バージョンアップに各社とも膨大な資金を投じているのですが、ここへきてその差がやや顕著になり始めています。

基本的には顧客が探すのは気に入った物件なんですが、探す手間、探しやすさ、扱う機器(PC、モバイル)運用の操作性、さらには付加価値情報の充実を図ってWeb経由の物件反響の効率化を狙うわけです。

賃貸の仲介市場は今後、ますますFCを傘下に集約した企業連合による競争激化の色合いを強めていくと思われます。

エイブル・CHINTAIグループ、アパマンショップ、名古屋のニッショー、ミニミニ、そしてハウスメーカーとしての大東建託(いい部屋ネット)、レオパレス21、東建コーポレーション(ホームメイト)らによって厳しい競争が展開されると予想されます。

放映されるテレビCMは各社、FC・グループのある種の力関係を表しているようです。

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(2009.1.9)

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