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賃貸情報誌が教えてくれる「空室の状況」 (2009年2月13日)

◆ 賃貸ビジネスを考える

賃貸情報誌が教えてくれる「空室の状況」

スーパーに買い物に行った時、レジ横にあるフリーペーパーの賃貸情報誌を持って帰り、じっくり見ていると「エッ」と驚くことがあります。

・あのアパート、建って1年経つけれど、まだ募集しているのか。
・長いこと満室だったあのハイツも、いよいよ募集に入ったか。
・200メートルほどの間にある6軒のアパート、全部募集中なのか。

土地勘があって普段から見ている物件だけに、情報誌に募集要項が掲載されているのを見ると、空室の現状に直面する思いです。

とくに賃貸情報誌は、主に最寄り駅ごとに整理されて掲載されているので、地域の空室状況が一目瞭然となってしまいます。しかも無料配布の賃貸情報誌は新築や築浅、人気の高い物件を中心に掲載する傾向が強いため、空室の状況がいやが上にも目に付きます。

土地を所有しているから田畑をつぶして「土地活用」という時代ではないのですね。人口の流動性の低い土地での賃貸経営は厳しいものがあるのを実感します。

ちょうど昨日、発表されたMAJOR7の『新築分譲マンション購入に際しての意識調査』を見ていますと、「マンションを購入する際、お金をかけてでもこだわりたいポイント」は、「駅から近いこと」「日照や採光が良いこと」「住みやすい間取りであること」が上位となっています。

このほかにも、「日常の買い物が便利なこと」「免震構造など、耐震性が高いこと」「セキュリティが充実していること」などが上がっていますが、これを見ると分譲も賃貸もほぼ共通して住居を求める条件は、住み良さであることが分かります。

賃貸経営も他のビジネス同様、売上げ(家賃収入)が減ったら(空室発生)、いかにして売上げを伸ばす(入居率を高める)かに腐心しなければ立ち行かない時代に入っている、ということを賃貸情報誌は教えてくれているようです。

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(2009.2.13)

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