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賃貸最新模様2題 (2009年2月27日)

◆ 賃貸ビジネスを考える

賃貸最新模様2題

▼賃貸情報サービスの(株)CHINTAI(ヘラクレス上場)の株が売られ、株式上場以来の最安値を毎日のように更新しています。

株価が下落しているのは何も同社に限ったことではないのですが、ここ1週間ほどの間に、「不動産賃貸借の保証人代行子会社の全株売却」「短期滞在型マンション事業からの撤退」を相次いで発表したのが響いているようです。

不採算部門を切り離して処分すればそれだけ身軽になって経営資質を本業に集中できるメリットがあるのですが、市場では賃貸ビジネスに対するつまずきとして捉えられ、株価安値の原因になっているようです。

賃貸ビジネスに特化した同社だけに、「不動産賃貸借の保証人代行」「マンスリーマンション」2事業の撤退は残念なところです。

同社の今後の方針として、業界でも評価の高いインターネット情報の検索機能をさらに高め、エイブル物件の充実を図る意向ではないでしょうか。

▼一昨日、ネクストから1月度の「HOME'Sマーケットレポート・賃貸:首都圏」が公表されましたが、意外と家賃が1年前と比べ、マンション、アパートともに大きな下落が見られません。

家賃が安くならない分、敷金と礼金に幾分かシワ寄せがかかっているようです。それでも昨年比数%のマイナスですから下落幅は思ったより小さかったと思います。ただこれは首都圏のデータで、他地域にいくと地域特有の状況となっているはずです。

景気の落ち込み、物件数の増加、改正基準法の影響等がジンワリと響いているようです。

このネクストの「賃料相場」のデータ、「HOME'S」に掲載された物件をコンピュータで解析しただけに、非常に濃密な内容となっています。まだご覧になられていないようでしたら、ぜひ一度チェックしてください。

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(2009.2.27)

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