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国土交通省「賃貸住宅標準契約書」改訂版(案)を近く、公表(2)

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国土交通省「賃貸住宅標準契約書」改訂版、発表


「反社会的勢力の排除」と「明渡し時の原状回復」がポイント

 ところで、今回の改訂のポイントは二つで、「反社会的勢力の排除」の新設と「明渡し時の原状回復」内容の明確化です。

 「反社会的勢力の排除」の新設では、「甲及び乙は、それぞれ相手方に対し、次の各号の事項を確約する」という条項で、あらかじめ契約当事者が反社会的勢力でない旨等を相互に確約することを表記しています。

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 また、「明渡し時の原状回復」内容の明確化については、退去時の原状回復費用に関するトラブルの未然防止のため、2011年8月に改訂された「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を踏まえ、入居時に賃貸人、賃借人の双方が原状回復に関する条件を確認する様式を追加。

 さらに、「原状回復をめぐるトラブル」を回避するために、退去時に協議の上、原状回復を実施することが表記され、修繕分担表が契約書に添付されています。

 なお、賃貸人・賃借人が標準契約書を実際に利用する場合の指針となるよう各条項に関する基本的な考え方、留意事項等を記述した解説コメントを新たに作成しています。

 詳しい内容は、国土交通省のホームページの「賃貸住宅標準契約書」についてで、見られます。

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