飛鳥(とぶとり)の明日香(あすか)路を歩く (花岡京子)
春の訪れを待つ明日香
例年になく早い春の訪れが人々を和ませていますが、明日香でも水ぬるむ春の気配がいっぱいで、昨日久しぶりに訪ねたのですが、当然のごとく何も変わりなく、田を渡る風が吹き、静かな佇まいを見せていました。
春近しといえど、まだ冬の終わりの衣を脱ぐにはいたらず、野も田も山も春を待つ風情の中にあります。東大寺二月堂のお水取りも明日から始まります。
明日香を訪れる場所はいつも同じで、石舞台の裏を流れる冬野川、都橋近辺。一帯は歴史の流れとともに明日香の自然を今に伝えてくれます。
春になればもう少し、明日香の近況をお伝えしていきたいと思います。
2007年2月28日
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