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特別インタビュー
株式会社AMBITION
代表取締役社長
清水 剛氏
仕入れと販売の両方が一体化しているので
オーナー様とお客様両方の立場、お気持ちがよく分かります
── ところで賃貸経営者の一番の関心事は、空室にどう向き合うかにあると思うのですが、空室対応に関してアドバイス等があればぜひ教えてください。
清水 空室について言いますと、私どものような賃貸リーシング会社に丸投げしていただくのも方法ではないでしょうか。全面的に任せていただいた方が入居者管理、あるいは入居者客付けに関してもいい結果が出ると思います。一番の空室対策になると考えています。
オーナー様も仮に1棟クラスで経営していますと、広告・宣伝費の負担も大きいです。私どもはサブリース4,600戸、その他あわせて1万戸を管理していますので、運用ノウハウを備えており、いわば賃貸管理のプロフェッショナルの会社ですから、空室リスクが軽減され、日々のわずらわしい入居者管理もトータルに対応させていただきます。ひと思いに丸投げしていただいた方が結局、一番の空室対策になると思います。
また当社の場合、「不動産SPA」企業として自分達が仕入れた商品を自分達で、契約しやすい商品にして販売していますので、仕入れと販売の両方が一体化しています。オーナー様と借主となるお客様両方の立場、お気持ちがよく分かるので、契約を決めるのも速く、それが結果として空室対応にもなっていると思います。
実際に千葉の船橋市であった話ですが、1棟を借りていた法人様が出ていかれた後、借主となるお客様がなかなか決まらず、7~8割方空いていたのを任せていただき、私どものやり方で、1ヵ月ほどで空室を埋めることができました。ですから空室対策もどこの不動産に依頼するかでかなり様子が違ってくるのではないでしょうか。
オーナー様個人が動いているだけでは限界があります。全てやはりプロフェッショナルな不動産会社に任せていただくのがいいと思います。そういう意味ではオーナー様が目利きといいますか、どこの不動産会社を選ばれるかが課題となってきます。
── 今一番力を入れておられる事業を教えてください。
清水 お話している通り、やはり「不動産SPA」にさらに力を入れていきたい。
物件の仕入れから販売(仲介)まで一貫して手がけているケースはあまり見かけません。とくに東京都内23区内の管理物件の開発、運用には力を注いでいるところです。