ハウスコム・インタビュー2
特別インタビュー
ハウスコム株式会社
代表取締役社長
落合 巧氏
接客レベルをスキルアップして、
お客様のご希望にお応えしたい
── 賃貸経営をされているオーナーさんが、現在、一番悩んでいるのが空室対策だと思います。空室対策のアドバイスをいただきたいのですが。
落合 当社の場合、家賃の高低より、新しい物件からどんどん決まっていく傾向が強く、どうしても古物といわれる築年数が経過した物件が残ります。そういった古い物件を所有されているオーナー様は悩んでおられるのですが、そのために家賃を下げたり、入居条件面で“ゼロ”にする方法では、今入居していただいたとしても次に続かない。家賃を単に下げるというのは、初歩的な方法なんですね。
基本的には物件の魅力を高めて、振り返ってもらえるようにしないと。そのために当社では、退去にともなう原状回復の際に、原状回復費用に少しプラスした費用で、大規模なリフォームではなく、例えば若い人向けのデザイン性のいい“ミニリフォーム”をご提案する予定です。
── 賃貸市場において今、特に力を入れておられる事業内容を教えて下さい。
落合 市場において物件が飽和状態となって、物件情報も質、量ともに普及している時代ですから、賃貸経営の入口部分に携わる私どもとしましては、接客レベルを相当に上げていかないと、入居者様のニーズにお応えすることができないと思っております。
接客のマナー、言葉遣い、賃貸の知識、地域の情報等の取り扱いが非常に重要になってきます。お客様のニーズ、生活スタイルに合ったものをご紹介できるスキルアップを高めて、お客様のご希望に高いレベルで当てはめることです。