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「満室経営」と「家賃保証」

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「満室経営」と「家賃保証」

満室経営の実現は、建物内容、そして運営によるところか大きい

 昨年3月、農地およそ400坪に軽量鉄骨のアパート14戸を建てた大家さん、完成以来、ほぼ満室経営を続けています。郊外に立地しているのですが、敷地に余裕があったので1戸につき2台分の駐車スペースを確保したことや、やや広めの1LDKの間取りが功を奏したようです。

 賃貸経営を始めるのは初めてだったので、企画提案して、建設してくれたハウスメーカーに勧められる通り、一括借り上げ契約を結びました。というより、この契約で家賃保証が付いていたからこそ土地の活用、賃貸経営に着手したようです。

 相続(対策)にはまだ関心が薄く、定年後の安定した家賃収入に期待を寄せて退職金を投じたものです。

 でも、最初は不安だった経営も入居者に恵まれ満室が続いたことからフッと気がついたのです。毎月の家賃、駐車料、敷金、礼金といった入金関係が一切、管理会社に“仕切られ”て、自分に毎月振り込まれる金額は10数万円。ウム~、ちょっと少ないのではないか、と不満に思えてきました。

 この10数万円はローンの返済、管理費等を差し引いて手にするお金で、最初に提案を受けた段階で収支計算として見せられ、納得ずくで契約したのですが、事業が順調にいくのを目の当たりにして、もう少し自分の取り分があってもいいのではないかと思うに至ったようです。

 賃貸経営が難しくなっている今日だけに、満室を実現するのは、建物内容、そして運営によるところか大きく、ハウスメーカー、管理会社のノウハウの高さを物語っています。

 10年の一括借り上げ、家賃保証の契約が切れた後、大家さんが自前(自主)で経営するようになれば利益は自分のものとなりますが“保証”のない分、リスクも当然発生します。

 最近、このように家賃保証してもらった分、手取り分が少なくなったという話を大家さんからよく聞きます。

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