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「競売・公売」を活用

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賃貸経営活性化の方法

「競売・公売」を活用

「競売・公売」を活用する選択肢、掘り出し物が見つかるチャンスがある

 賃貸住宅経営を始める一つの選択肢に「競売・公売」を利用して土地あるいはアパート・マンションの物件を入手する方法があります。

 国税庁、税務署が差し押さえた財産を入札などによって売却する制度が「公売」で、裁判所が差し押さえて売りに出されるのが「競売」。それぞれ「手続き」にしたがって入札が行われます。俗に言う出物ではないのですが、市価より安く購入でき、掘り出し物が見つかるチャンスがあります。

 入札には取り決めがありますが、原則誰でも参加でき、一番高い値段を付けた者が落札して購入することができます。

 従来、新聞・雑誌等で公告されてきましたが、今日、裁判所や国税庁のホームページで物件情報がオープンになっていますので、物件所在地や地形図、外観写真がチェックできます。ただ、出物に出会える半面、リスクもたくさんあるため注意を忘れないように。

 とくに、
 ・物件のチェックのために現場に入れない
 ・購入後、取り消しができない
 ・占有者がいる場合、対策を講じなければならない
 この3点が競売・公売物件購入のチェックポイント。

 なかでも、競売物件に居座り膨大な立ち退き料を要求する“占有屋(せんゆうや)”と呼ばれる人やグループには要注意。

 ただこれも、賃借権保護の短期賃貸借契約制度が2004年に法改正されて廃止されたことから、競売環境はかなり整備されています。

 競売・公売物件の情報は各地の裁判所のホームページ、国税庁のホームページ「公売情報」の他、Yahoo!オークションの「官公庁オークション」、不動産総合サイト・アットホーム「競売・公売情報」でも詳しく見ることができます。

 賃貸経営を始めるのに、「競売・公売」を活用して物件を入手すれば、意外と掘り出し物が見つかって、高利回りが期待できる半面、競売・公売の入札手続きは慣れない間は難しいので、あくまで慎重な対応が求められます。

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