その1.力のある仲介不動産会社と付き合えばスムーズに進む
仲介不動産会社との付き合い方
その1.力のある仲介不動産会社と付き合えばスムーズに進む
入居促進を図り、経営を安定させるためにも大事
賃貸市場が活況を呈する波は年2回見られます。年明けから4月にかけての「春の商戦」と盆明けから11月にかけての「秋の商戦」です。
春はサラリーマンの異動にともなう転宅をはじめ、新社会人の親元からの独立や専門学校生、大学生の進学にともなう転居のニーズ。秋は主に新婚世帯の独立による新居探しで賃貸需要がふくらみます。
こうした市場の需要に応えるため、仲介不動産会社は物件を揃え、情報誌やWebポータルサイトに物件広告を出稿して集客を図ります。
また情報誌の発行元はこの時期、集中的にテレビCMを打ち、スポンサーのPRに努め、反響を取ることに力を注いでいます。
こうした光景は業界の風物詩とさえなっていました。ところが時代は変わって、春は別として、秋の商戦は以前ほど新婚対象の勢いはなくなっています。
それでも梅雨や夏場の条件の悪い時に引っ越そうとする人は少なく、気候の穏やかな秋に引っ越すのは自然の成り行きですから、市場では物件に動きが出ています。
ところで、いわゆる「部屋付け」をやってもらうのに、確かな力のある仲介不動産会社に世話になれば入居者募集から契約等がスムーズにいくもの。腕のいい仲介専門の不動産会社は、ありとあらゆる客とのやりとりに対応しています。
世に数多くのビジネスがありますが、入居者を相手にする賃貸住宅営業ほど技量が求められる職種は数少ないのではないでしょうか。
例えば、
・ 今発売の情報誌の○○ページ・NO.2のマンションが気に入ったので止めておいてほしいとの電話応対
・ 親子ほど年のあいたカップルの応対
・ 物件は気に入ったが異常なほど方位、家相を気にする客との応対
・ 現在、無職、求職中の客との応対
・ 外見上、得体の知れない人物への対応
などなどです。
一見何もないようですが、こうした顧客に応対して手付けをもらうにも、部屋を止め置くにも、前家賃をもらうにも決まったルール(宅建業法)に従わねばならず、口先だけで勝手に決められません。
大家さんにとって部屋付けを決定する仲介不動産会社との付き合いは、入居促進を図り、経営を安定させるためにも大事なことです。
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» その2.日々熾烈な競争
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» その4.入居者とのやり取りは、仲介不動産会社で左右される
» その5.不動産会社が描く大家さん像
» その6.仲介専門の不動産会社の役割は大きくなるばかり